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【中間全体MTG】分かち合いの輪づくり②

目次

「話す」じゃなくて、「分かち合う」

6月の中間全体MTGは、“らしさ”が集まる時間。

6月2日(月)に実施された中間全体MTG。
今回のMTGのテーマは、
『繋がり』を感じる時間の共有 ~人が人らしくいられる余白づくり~。

アヴニールで過ごす毎日の中で、
ふと立ち止まって「自分のこと」を言葉にしてみる。
そして、それを誰かと「分かち合う」。

離れて働く仲間同士が、言葉にならない気持ちにも
静かに耳を澄ませるような──
そんなあたたかな時間が流れました。

このMTGは、“会社のための報告”ではなく、
「自分と向き合う」ことを大切にする場。
そして、アヴニールという会社が「人」でできている」
ということを、改めて感じるためのひとときでもありました。

 

阿部:「5~6年ぶり(?)の一歩と、伝えたかった“ありがとう”」

「こっからは“分かち合い”の時間ですね。」

そう軽やかに口火を切ったのは、阿部氏。
今回のトークテーマは、「最近自分なりに頑張ったこと」もしくは「誰かに伝えたいありがとう」。
まずは自分から、と語り始めた。


■ 「エニタイムに、入りました」

「僕が最近ちょっと頑張ったことっていうと……
何年ぶりやろ。5〜6年ぶりに“エニタイムフィットネス”に入りました。

場には自然と拍手と笑いが起き、
「また早瀬くん、一緒に行こうな!」「みんなでタイム行こう!」と、ジム仲間を巻き込むようなやりとりに。

「仕事の合間に時間が空けば、ちょっとジムに行って体動かそうとか。
煮詰まったら、自宅にあるパワーラック(プレートは250kgまである)で身体を使って切り替えようとか。
そんな風に“動く”ことで、自分にリズムを取り戻そうとしてます。」

一見、軽やかに聞こえる言葉の中に、日々の向き合い方の“変化”がにじんでいた。

「“頑張ったこと”というより、“頑張りたいこと”かな。
僕にとっては、ちょっと大きな一歩でした。」


■ 「MacBookとAIと、事務局への感謝」

そしてもうひとつのテーマ、「ありがとうを言いたいこと」について。

「僕は……すみません、2つ話させてもらいます(笑)。」

最近、社内で実施したAI研修をきっかけに、阿部氏はMacBookを購入。
しかし、いざ向き合ってみると、AIもキーボードも“手強い相手”だったという。

「もうね、パチパチパチパチって、打っても全然思うようにいかん(笑)。
でもね、それをやってみて、事務局の皆さんのすごさを改めて実感しました。」

表には見えにくい日々の入力作業、細やかな調整、気遣い。
それら一つひとつが積み重なって会社の運営を支えていることに、素直な驚きと敬意があった。

「坂本さん、ありがとう。(……あ、あんまり思ってないけど。笑)
でもほんま、事務局のおふたりには、もっとみんなからも感謝が届いてほしい。


■ 「“頑張りたい”と“ありがとう”を、声に出してみる」

自分が少し動いてみることで、周りの大変さに気づけたり、
日常の裏側にある支えに、素直に「ありがとう」と言いたくなったり。

阿部氏の話は、会場にあたたかく、少し笑いを交えて届いていった。

“今の自分”と、“周りへの感謝”を見つめる時間。
分かち合いのトークにふさわしい、あたたかい幕開けとなった。

 

 

大須田「家にいない分、支えてくれている人がいる」

「では、大須田さんからいきましょうか。」

阿部氏の声かけに「どっちか、どっちかでいいですかね」と、少し控えめに返したのは大須田氏。
トークテーマは「最近自分なりに頑張ったこと」または「誰かに伝えたいありがとう」。
どちらでも大丈夫と伝えられると、大須田氏は“ありがとう”を選び、語り始めた。


■ 「家にいない時間が増えたけれど」

「最近、仕事の関係で、家を開ける時間が多くなっていて……
やっぱりそういう生活ができているのは、家族の支えがあるからだなって思います。」

自分が外で仕事に向き合えているのは、
当たり前じゃない日常を守ってくれている家族の存在があるからこそ。
そんな思いが、言葉の奥に静かに息づいていた。

「もちろん、日頃から“ありがとう”っていう気持ちは伝えてます。
けどこういう場でも、改めて言いたいですね。」


■ 「家族の大切さを、忘れずにいてほしい」

話は、今この場にいるメンバーへの呼びかけにも広がっていった。

「中には、地方から離れて働いてる人もいると思うんです。
岡山とか、九州とか。
だからこそ、家族への想いや、感謝の気持ちはずっと大事にしてほしいなって。」

それは自分自身が支えられているからこそ、伝えられる実感のこもった言葉だった。


■ 阿部氏:「これ、やっぱ大須田さんやな」

大須田氏の話を聞いた阿部氏は、「これ、やっぱ大須田さんやな」とうれしそうに頷きながら応じた。
控えめだけれどまっすぐで、どこまでも家族思いな姿勢がそのままに現れていた。


派手なエピソードじゃなくてもいい。
誰かへの「ありがとう」が、自然と口からこぼれてくる——
それこそが“らしさ”なのかもしれない。

大須田氏の言葉は、あらためて「支えてくれる人を思う時間」をつくってくれた。

 

 

荒松「“BASI”を知ったのは、日向子さんのおかげ」

「じゃあ次、荒松さんお願いします。」

阿部氏の声に、「はい」と応じたのは荒松氏。
テーマは「ありがとうを伝えたいこと」。
その“ありがとう”は、同じチームの仲間に向けられたものだった。


■ 「ひなこさん、ありがとう」

「僕、日向子さんにありがとうって言いたいんです。」

荒松氏が今通っているのは、箕面にあるピラティススタジオ。
そこで体験に来られたお客様とのやりとりの中に、こんな会話があったという。

「“どうしてピラティスを始めようと思ったんですか?”って聞いたら、
その方が“BASIの資格を持ってて…”っておっしゃったんです。」

その瞬間、荒松氏はこう思った。

「……BASIって、なんや?」

でもふと思い出したのが、日向子氏の存在だった。

「正直、日向子さんがいなかったら、“BASI”って言葉すら知らなかったと思います。
だから、“いてくれてありがとう”って、心から思いました。」


■ 阿部氏:「なんやそれ(笑)いや、いいっすね」

阿部氏は、「確かに、なんやそれ(笑)」と笑いながら、
「でも、ほんまそれですもんね。めっちゃ大事な出会いやと思う」と応じた。

場には拍手も起こり、なんともあたたかい空気が流れていた。


「知らなかった世界を、そっと教えてくれる人がいる」
それは、日々の中に潜んでいる何よりの“きっかけ”かもしれない。

荒松氏の「ありがとう」は、仲間への信頼とリスペクトに満ちた、静かであたたかい一言だった。

 

 

こうや「仕事も、身体も、家族も。“今”をちゃんと大切にしたくて」

「ほなら次、本部陣営から順に。こうやくん、いきましょうか。」

阿部氏に声をかけられ、少し照れくさそうに話し始めたのはこうや氏。
テーマは「最近、自分なりに頑張っていること」と「誰かに伝えたい“ありがとう”」。
日常の中にある自分らしい歩みについて、穏やかに語ってくれた。


■ 「妻と一緒に、もう一度ジムをスタート」

「2〜3年くらい、エニタイム(フィットネス)を解約してたんですけど……
今年から、妻と一緒にトレーニングを頑張ろうと思って、再入会しました。」

仕事と並行して、体を整え、プライベートの時間も大切にしたい——
そんな想いから、ふたたび動き始めたという。

「今年は、“仕事とトレーニングとプライベート”、
この3つをちゃんと充実させていこうと思って、今がんばってます。」

阿部氏からはすかさず、「お、またエニタイムの人が増えましたね」と一言。
和やかな空気に包まれた。


■ 「離れてわかる、家族のありがたさ」

話題はもうひとつのテーマ、「ありがとうを伝えたいこと」に。

「僕、実家を離れて2〜3年になるんですけど……
できるだけ、月に一度は家族とご飯に行くようにしてるんです。」

物理的な距離ができたことで、
“当たり前”に支えてくれていた存在のありがたさを、より実感するようになった。

「やっぱり、離れて気づくことって多くて。
だから、ちゃんと“感謝の気持ち”を言葉にして伝えるようにしています。」


■ 「今、自分ができることを、ていねいに」

特別なことをしているわけではない。
でも、目の前の“今”を丁寧に扱うことが、
こうや氏の“頑張っていること”であり、“らしさ”でもある。

ジムに通い、妻と汗を流し、
実家に帰って、家族とご飯を囲む——
そんな一つひとつの行動に、“大切にしたいもの”がきちんと込められていた。

阿部氏が「よしゃあですね」と頷いたように、
聞いていた誰もが、その誠実な姿勢にどこか背筋を正されたような、そんな時間だった。

 

坂本「帰る場所を守ってくれる人がいるから、働ける」

「なら坂本さん、行きますか?」

阿部氏に呼ばれ、「はい、坂本です」と前に出てきたのは坂本氏。
選んだテーマは、「ありがとうを伝えたいこと」。
話し始めたのは、最も身近で、最も支えてくれている人への感謝だった。


■ 「座ってるだけで、しんどいんです(笑)」

「昨日、お昼まで仕事して一回家に帰ったんですけど、
もう家の中が、カオスで。」

小学1年生と3年生の兄弟が、部屋の中で全力の鬼ごっこ。
物は散らかり、空気は騒がしく、
「ただ座ってるだけで、ストレスがすごいんですよ」と、少し笑いを交えて語る坂本氏。


■ 「僕が帰る頃には、すべて整っている」

普段は夜8時〜9時頃に帰宅するという坂本氏。
帰ると、子どもたちは宿題を終え、風呂も済ませ、ご飯も食べ終わっている。

「それだけじゃなくて、僕が疲れた顔で帰ってきても、ちゃんと迎えてくれて。
相手までしてくれるんです。もう、ほんま感謝でしかないですね。」

言葉の端々から、静かに、しかし強くにじみ出る“ありがとう”の気持ち。
それは「いてくれること」がどれほど日々を支えてくれているかを、何より雄弁に物語っていた。


■ 「家族の上に、僕がいて、僕がここにいる」

「この場でこうして話すことで、
僕という存在が“1人でここにいるんじゃない”ってことを知ってほしいんです。」

支えてくれている奥様がいて、自分がいる。
その自分が、今アヴニールで働けているという事実。

「僕は、家族と一緒にアヴニールに向き合っているという感覚があるんです。
だから、アヴニールという会社の現場や仲間、そして本部の方々にも、本当に感謝しています。」


■ 阿部氏:「みんな、盛大な拍手を」

坂本氏の言葉に、阿部氏が「ありがとうございます。いい話ですね」としみじみ。
そして「みんな、盛大な拍手を」と、やさしく呼びかけた。


「感謝」は声に出すだけで、誰かの働きが“報われる”。
坂本氏の言葉は、家庭と仕事の狭間でがんばるすべての人の代弁でもあった。

そこには、“家族のために働く”でも、“家族を犠牲にして働く”でもない、
「家族と一緒に、働く」という坂本氏らしい姿勢が、確かにあった。

 

 

速見「走ること、家事をすること、ありがとうを伝えること」

「じゃあ、グッドボタン速見君、お願いしていいですか?」

阿部氏の呼びかけに応えたのは、快活な雰囲気をまとった速見氏。
テーマは「最近自分なりに頑張っていること」と「伝えたいありがとう」。
日常の中で静かに積み重ねている“選択”を、自然体で語ってくれた。


■ 「ほぼ毎日、30分走ることにしました」

「頑張っていること、というか最近やってることなんですけど、
ちょっと“走ってみようかな”と思って。」

今はほとんど毎日、30分程度のランニングを習慣にしているという。

「走ると、シンプルに気持ちいいし、達成感もあるんですよね。
続けられたら嬉しいなって思いながら、今ちょっと頑張ってます。」

身体を動かすことを通して、自分自身のコンディションも整えている様子が伝わってくる。


■ 「家事も、やれることはやろうと決めた」

2つ目の頑張っていることは、“家の中のこと”。

「家事も、今まではどうしても妻に任せっきりなところがあったんですけど、
最近は、ほとんど自分でやろうと思って取り組んでます。」

奥様も仕事をしている中で、改めて気づく「支えられている」という実感。
「皆さんの話にもありましたけど……うちも、めっちゃ助けてもらってるなって思うんです。」

だからこそ、言葉にもしていきたい。

「今日も帰ったら、“ありがとう”ってちゃんと伝えたいと思ってます。」


■ 阿部氏:「あ、結婚してる男たちみんな感謝してる…俺だけ言ってない(笑)」

その真っ直ぐな言葉に、思わず阿部氏が苦笑い。

「いや、なんか結婚してる男たち、みんな奥さんへの感謝言うてるけど……
俺だけ言ってないやん!やばいな。ちょっと、ここで奥さんにありがとう言っておきます(笑)」

会場が笑いに包まれるなか、速見氏の発表は、穏やかに幕を下ろした。


忙しい日々の中で、体を動かすこと。
家のことを、自分ごととして引き受けること。
そして、「ありがとう」を、ちゃんと伝えること。

派手じゃない。でも、その“日常を大切にする姿勢”に、
速見氏らしい芯のある優しさがにじんでいた。

 

餅田裕行「当たり前の中にある“ありがとう”を、ちゃんと伝えたい」

—— 餅田裕行氏 × 阿部氏|中間全体MTGより

「みんな A 団ぶってるで、今んところ。……そんなところで、もっち行こうか」

阿部氏の軽快な呼びかけに応えるように、餅田裕行氏がゆっくりと口を開いた。
話しぶりは穏やかで飾り気はないが、その言葉の中に、ごく自然な優しさが滲んでいた。


■ すれ違う時間の中で、できることをしてくれる存在

「僕も、最近は妻と仕事の時間がバラバラで、
僕が早く帰る日もあれば、妻が先に帰ってる日もあって。」

毎日がまったく同じリズムではない中で、
帰宅したときに感じるのは、整えられた部屋や、用意された食事。

「掃除してくれてたり、部屋をきれいにしてくれてたり……
そんな小さなところに、ありがたいなって思う瞬間があるんです。」


■ 「ちゃんと、伝えていきたい」

そんな思いを、これからもちゃんと言葉にしていきたい。
それが、餅田氏の率直な気持ちだった。

「まだまだちゃんと伝えられてないかもしれないけど、
これからは“ありがとう”っていうのを、もっと伝えていきたいなと思っています。」


「家で言うてくださいって話ですけどね(笑)」と阿部氏が突っ込みを入れると、
会場からもくすっと笑いがこぼれる。

丁寧で真面目、けれどどこか可愛らしい空気をまとった餅田氏の発表は、
そのまま彼自身の雰囲気を表しているようだった。

 

日向子「誰かのため、の前に。“自分のため”に身体と向き合うという決意」

阿部氏に促され、少し照れくさそうにマイクを取ったのは、日向子氏。
テーマは「感謝」ではなく、「自分が今、頑張っていること」だった。


■ “自分の身体”を、あらためて見つめなおす

「7月に向けて、自分の身体を変えようと思っていて……」
そんな言葉から、日向子氏の話は始まった。

最近、これまで利用していた24時間ジムを解約し、
「自分の力だけでやってみよう」と決意したという。

「今までは、インストラクターとして“誰かのため”に身体のことを勉強して、
セッションをして、という日々だったんですけど、
今は一旦、“自分のため”にやってみようと思ったんです。」


■ 誰かに届ける前に、自分自身に届ける

その変化の背景には、こんな思いがあるという。

「まずは、自分にちゃんと向き合う。
そこから何かが始まって、それが結果的に“お客様に届けられるもの”に
つながったらいいなと思ってます。」

「自分を大切にすることが、巡り巡って誰かのためになる」
それを信じて、今はまず、“自分と向き合うこと”に集中しているのだという。


阿部氏も「おお、素晴らしいですね」と声をかけ、
会場にも静かに温かい空気が流れた。

今この瞬間も、自分のための挑戦をまっすぐに続けている日向子氏。
その姿勢自体が、すでに人に伝わるメッセージになっている。

 

畠山「“母として、働く一員として”—— どちらも手放さない選択」


■ 土曜保育を嫌がる娘と、向き合って出した“自分なりの答え”

「最近、娘が土曜日の保育を嫌がるようになったんです。
“いつもと違う保育士さんだから行きたくない”って。」

そう話し始めたのは、4歳の娘を育てながら働く畠山氏。

このまま無理に登園させることはしたくない——
そこで畠山氏が選んだのは、自ら働き方を調整するという選択だった。

「それまで日曜固定で休んでいたんですが、
保育園を休ませるために土日どちらも午前休にして、
夫に朝だけ協力してもらって、午後から出勤するように変えました。」


■ 限られた時間でも、目標達成を諦めない

育児と家事のバランスを保ちつつ、仕事でも目標を持って働き続ける。
畠山氏は、1日8:00〜17:30の勤務の中で、
どこまで成果を出せるかチャレンジしていたという。

「結果的に、目標としていた“100本”には届いたので、
そこは自分の中で“頑張ったな”って思えました。
これからもこの働き方で、引き続き頑張っていきたいです。」


■ 両立のリアルが、次の誰かのヒントになるように

発表を受けて、阿部氏はこうコメントを寄せた。

「アヴニールの“独特な働き方”の中で、
家事も育児も仕事も全部を構築している姿が本当にすごいと思う。
これから仲間がどんどん増える中で、
“こんな働き方もできるよ”って、ぜひ他の人にも伝えていってほしい。」


家庭の事情は人それぞれ。
だからこそ、畠山氏が見せてくれた「無理をしすぎない調整力」は、
これからのアヴニールで働く誰かの道しるべになるかもしれない。

 

西田「髪型一つで伝わる、“いつも見てくれてる”という安心感」


■ さりげない変化を、ちゃんと見てくれていた

「最近、髪を切ったんです。」

そう切り出したのは、西田氏。
一見なんてことない日常の一コマ——
けれど、そこに“ありがとう”を感じる出来事があった。

「お客様が、すぐに気づいてくださって。
しかも、ほぼ全員が『前よりいいね!』って褒めてくださったんです。」

それが嬉しかった、と笑顔で語る西田氏。
言葉にすれば一瞬だけれど、その背景には
普段から築かれている信頼や親しみがある。


■ 「お客様との関係性」を褒められた気がした

このエピソードに、阿部氏もコメント。

「いやあ、それは嬉しいですね。
お客様との関係性が良好である何よりの証拠やと思います。」

美容室のように、体を預ける関係。
だからこそ、その空間で交わされる言葉は、
ただの挨拶以上に、心をほぐす力がある。


「ありがとうを伝えたいのは、お客様のほうです。」

そう語った西田氏の言葉には、
“お客様とともに歩む現場”としての誇りがにじんでいた。

 

西元「そこに“推し”がいなくても、想いはちゃんと届いていた」


■ 推しがいなくても、心が動いた東京遠征

「頑張った話は特にないので、“ありがとう”を伝えたい話をしますね。」

照れくさそうに笑いながら、西元氏は語り始めた。
向かったのは東京。目的は、“推し”が所属しているグループのライブだった。

「でも、私の推しは出てなかったんです。
それでも行こうって思えるくらい、思い入れがあって…。」

推しは出演していなくても、その存在は会場に確かにあった。
ライブ全体の構成や演出の中に、
推しの意図や想いが込められていたと感じたからこそ、
そこに「ありがとう」と心が動いた。


■ 想いを届ける工夫に、心からの感謝を

「多分、去年の春か夏くらいに、
こうやって演出に残る形を考えてくれてたんだと思います。
それが本当に嬉しかったです。」

一人のファンの心を、たとえ“その場にいなくても”動かす演出。
それを想像して準備してくれていたことに対して、
心からの「ありがとう」を感じたという西元氏。

阿部氏も思わず、「アヴニールでもっと推し活してほしい!」と笑いながらコメントを添えた。


“推しがそこにいなくても、想いは届く。”

その言葉は、きっとライブだけじゃない。
日々の仕事でも、誰かに何かを「届ける」って、そういうことなのかもしれない。

 

森川「結婚式に、僕の存在も添えてくれた」


■ ご夫婦で通われていたお客様からの“贈りもの”

「お疲れ様です。僕が“ありがとう”と言いたいのは——」

そう前置きしながら、森川氏が話し始めたのは、とあるご夫婦とのエピソード。

「3月くらいに入会されたご夫婦で、5月末に結婚式を控えていらっしゃったんです。
2ヶ月ほど、限られた時間の中で通ってくださっていました。」

結婚式の日取りは、5月24日。
おふたりにとって人生の大切な1日。
その直前、最後に来店されたタイミングで、ふいに手渡されたのは——

■ “ありがとう”の想いが詰まったフォトブック

「式に来てくださった方に配られたフォトブックを、
わざわざ僕にも届けてくださったんです。」

そこには、ふたりの歩み、想い出、そしてたくさんの“ありがとう”が詰まっていた。
森川氏も、トレーナーとして関わるなかで、その一部に自然と溶け込んでいたのだろう。

「すごく嬉しかったです。
ありがとうっていう気持ちを、僕のほうが感じました。」

阿部氏も、感動の面持ちで「いや、感動ですね」と静かに応えた。


誰かの人生にそっと寄り添い、
その節目に“いてよかった”と思わせてもらえること。

それは、トレーナーという仕事の尊さを改めて感じさせてくれる出来事だった。

 

早瀬「アブニールの名を背負って、ぶち上げるだけです」


■ 次なる舞台へ。「勝負の夏」が始まる

「喋りたかったっす!」

勢いよく口火を切ったのは、早瀬氏。
この夏、自身の“挑戦”を全開で進めている真っ只中だ。

「インスタにも載せてるんですけど、7月5日に大会があるんです。去年初出場して、今年また挑戦しようと思ってます。」

目指すのは、レモンクラシックのフィジーク部門
そこからさらに、9月にはFWJの大会にも連戦予定だという。

「減量も順調ですし、調子もいい。
日々、“ぶち上げて”ます。」

そんな言葉に、阿部氏も「マジかっこいいね」と笑顔で応じた。


■ トレーナーとしての背中で語る

「もっとそのかっこよさを、アブニールでもっと出していってほしい。
もうすでに出てるけどさ。」

阿部氏の言葉に、早瀬氏はまっすぐ答える。

「任せてください。アブニールの名前を、轟かすくらいの勢いでいきます。」

“ぶち上げる”という言葉の裏にあるのは、
ただの勢いではない。
日々の努力と覚悟、そして“背中で見せる”というプロ意識。


その肉体に刻まれた日常と非日常のすべてが、
アブニールという舞台でも、確かに誰かの原動力になっている。

 

井谷「どんな日も、自分を整えて迎える朝を」


■ “朝の10分”が、自分をつくる

「私が最近頑張っていることは、“週間化”です。」

そう話し始めたのは、井谷氏。
以前は朝早かったり夜遅かったりと不規則になりがちで、体調も安定しなかったという。
そんな中、自分自身のコンディションを整えるために、朝のルーティンを決めた

「会社に行く1時間10分前に起きて、まずは10分間のランニング。
そして勤務の30分前には店舗に着いて、自分のエクササイズをしています。」

どんな日でも、この流れは崩さない。
そう決めて継続しているという井谷氏は、
「気持ちよくお客様を迎えられるようになった」と、明るい表情を見せた。


■ “整えてから迎える”という選択

話を聞いた阿部氏は、「すごいです」と感嘆しながら、
「アヴアブライブラリーじゃないけど、モーニングルーティン、コンテンツ化しても面白いかもね」とコメント。

「作ります!」と元気に応じた井谷氏。
誰かの当たり前は、他の誰かのヒントになる。


「整えることは、誰かのためになる」
そんな哲学を、朝の10分で実践しているトレーナーが、
アヴニールには、いる。

 

阿部詠介「“大丈夫やで”の一言が、沁みた夜」


■ 夜のセッションで起きた、ちょっとした出来事

「“ありがとう”を伝えたい出来事があって…」

そう切り出したのは、阿部詠介氏。
場所は茨木店。夜10時半頃のセッション中、下の階に入っている居酒屋から「うるさい」とクレームが入った。

「実はそれ、2回目だったんです。自分としては注意していたつもりだったんですけど、
“ああ、またか…やっぱりダメだったんか”って、一気に落ち込んでしまって。」

深夜帯の静けさの中、誰もいないジムでのクレーム。
一人で受け止めるには少し重い空気だった。


■ 救われたのは、「全然大丈夫やで」の声

そんな時、本部のスタッフがすぐに対応してくれたという。
状況を受け止め、すぐさま掛けてくれた一言は──

「“えいすけ(阿部詠介氏)、全然大丈夫やで”」

「それが、ほんまにありがたかったです。
支えてくれてるって、言葉で実感した瞬間でした。」


■ 人は言葉で支え合える

クレームの裏にある小さな心の波。
そこにそっと寄り添う言葉は、明日の力になる。


「ありがとう」は、トラブルの中から生まれることもある。
それを語れる関係が、アヴニールにはある。

 

畑野谷「“やっと”の体験予約。支えに気づけた日」


■ 待ち望んだ体験予約の日

「はい、畑野谷です。私が最近頑張ったことは……」
少し照れながら口を開いたのは、新しくトレーナーとして立ったばかりの畑野谷氏

「やっと…ほんとに“やっと”月末に体験予約が入りまして。
街(まち)に待ったって感じで…それが、すごく嬉しくて、頑張ったなと思っています。」

当日はお子様2人を連れてのご来店だったこともあり、セッション自体は「正直グダグダだった」と笑う畑野谷氏。
けれど、そんな中でも――

「それでも私を信じて、入会を決めてくださったんです。
本当にありがたくて、心から感謝しています。」


■ 支えてくれた言葉と、優しさ

体験当日は、多くの先輩トレーナーたちから“頑張れ”のメッセージが届いていた。
そのひとつひとつが、畑野谷氏の背中を押した。

「めっちゃ愛されてるなって、感じました。
みんなの存在にも、本当に感謝してます。」

さらにこの日、撮影で一緒だったこうや氏からコーヒーを奢ってもらったというエピソードも。

「こうやさん、目の前にいらっしゃるので…ありがとうございます(笑)」
と、少し照れながら、でも嬉しそうに締めくくった。


■ 誰かの「はじめの一歩」には、いろんな人の応援がある

まだ駆け出しの彼女にとって、最初の体験は大きな出来事。
でもそれは一人の努力だけでなく、たくさんの言葉と優しさに支えられていた。

「ありがとう」が、しっかり届いている空気がそこにはあった。

 

今井「週2回、奈良まで。あの時の運転にありがとう」


■ 社会人になって、初めてわかること

「お疲れ様です。ありがとうを伝えたいことがあって…」
そう語り出したのは、今井氏。
彼がふと感じたのは、“親への感謝”だった。

「最近、改めて思ったんです。
中学の頃、週に2回、親が奈良までバスケの練習に送り迎えしてくれてたんですけど、
今、自分が社会人になって、同じように仕事終わりに京都や奈良へ練習に行ってるんですよね。」

仕事終わりの車の運転。
疲れた身体でアクセルを踏むと、あの頃の両親の姿が自然と思い出された。


■ 結果で感謝を返せるように

「その時に“ああ、これを毎週2回、やってくれてたんや…”って。
ほんまにしんどかったやろうなって。感謝しなあかんなって思いました。」

言葉ではすでに「ありがとう」は伝えたという今井氏。
けれどもそれだけでは足りない、と続けた。

「やっぱり、ちゃんと結果で示したいなって思ってます。」


■ 過去が、いまの自分を作っている

誰かが無償でしてくれたことが、いつか自分の中で気づきに変わる。
そうして生まれた「ありがとう」は、強くてやさしい。

静かな語り口の中に、確かな思いが込められた発表だった。

 

早瀬②「減量中に気づいた、深い“ありがとう”」


■ 絞るほどに、感情が研ぎ澄まされていく

7月に控える大会に向けて、日々減量に励んでいる早瀬章一郎氏。
絞り込んでいく中で、ふと心の奥に浮かんできたのは「感謝」の気持ちだった。

「いや、これも言わせてください。
減量って進んでくると、なんか神経が研ぎ澄まされてくるんですよ。
そんな中で改めて、親や祖父母、ご先祖様への感謝が湧いてきました。」

2月には一度、実家に顔を見せに帰ったという。

「特別なことじゃないけど、“会いに行く”って、やっぱり大事なことやなって思ったんです。」


■ 感謝は“結果”で返す

語り終えた早瀬氏は、力強く締めくくる。

「やっぱり感謝の気持ちは、言葉だけじゃなくて、
“結果”で示したいと思ってます。大会、ぶち上げます。」

阿部氏もその思いに即座に反応。
「渋いな、ありがとう言ってくれて感謝します」と一言。

心も身体も、ギリギリまで削って挑戦している早瀬氏。
だからこそ、その「ありがとう」には深みがあった。

 

泉・合木「頬が上がる」場所にて

—— 6月入社・泉さん & 合木さん、初回MTGにて


6月に新しくアブニールに加わった2人、泉氏 & 合木氏(もう1人、森下氏もいますが)

初めての全体ミーティング。
見渡せば、エネルギーあふれる発言者たち。笑いも、感動も、心のこもった「ありがとう」も飛び交うこの空間で、彼らにも声が向けられました。

ちょっとした戸惑いを滲ませながらも、泉氏が口を開きます。

「振ってほしくなかったです(笑)。でも、ま、なんでもいきますよ。これからこの輪に、ちゃんと混ざっていけるよう、もっと面白くなっていくんで。よろしくお願いします。」

阿部氏もすかさずツッコミ。

「泉くんは顔が“ジョイ”に似てるので、皆さん接しやすいと思います(笑)」

会場に和やかな笑いが広がります。


そして、泉さんが最後にこう締めくくりました。

「こういうフレンドリーな感じ、すごくいいですね。
なんかもう、ずっと頬が上がる感じがしてました。」


初めての全体の場でありながら、笑顔と少しの覚悟をのせて、しっかりと“この輪”の中に足を踏み入れてくれた二人。

きっとこれから、アブニールをさらに面白く、温かくしてくれる存在になっていくことでしょう。

 

阿部氏はこう続けた。

「やっぱりこれが、今のアブニールが一番大事にしなければならないところやと思っています。
1人1人が“トレーナーとして”ではなく、“人として”繋がること。
僕がこの立場に立たせてもらってる以上、そこはとことん突き詰めていきます。」

そして「この中間全体ミーティングは、これからも必ず続けていく」と宣言。


“届けること”の意味は、言葉そのものではなく、
その裏にある「誰かのことを想った時間」なのかもしれない。

今回は初の試みだったが、だからこそ生まれた熱量があった。
照れながらも想いを口にした人、勇気をもって一歩踏み出した人、
そしてその声に温かく耳を傾けた人たちがいた。


 

阿部「この組織は、トレーナーである前に、人として繋がる共同体でありたい。」

お互いのことを知っているようで、実はまだ知らなかった一面。
「まさか、あの人がそんなことを思ってたなんて。」
「そんな日常を、そんな風に大切にしてたんや。」

“ありがとう”が行き交うミーティングの中で、誰かの想いが届き、
そして、誰かの心の扉が少しずつ開いていく。

この日交わされた言葉の数々は、
アブニールという“チーム”が、さらに“共同体”として動き出す合図だったのかもしれない。

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