優しさが巡る時間(日向子トレーナー)

「1時間が終わる頃に、やっぱり来てよかったと思えるように」

「この時間が、小さな幸せに繋がりますように」

そんな気持ちで、いつもお客様と向き合っています。

ピラティスが上手に出来なくてもいい。

動きのサポートをしながら、自分の体をひたすらに感じてもらう。

私はただ“自分に優しくなれる時間”であって欲しいとレッスンをしています。

でも、あるお客様のレッスンをしている中でふと気づきました。

いつの間にか、私の方が優しい気持ちにしてもらっていたことに。

私の方が楽しい気持ちになって、どこかしんどく感じていた1日がそのお客様の笑顔を見るとスっと楽になるような。

見えない日常までも、きっととても優しい人なんだなと想像できてしまうような空気を持っている人。

笑顔で「こんにちは」と入ってこられる姿。

聞いて聞いてと何気ない話をしてくれる時間。

できたことを一緒に喜んでくれる瞬間。

調子が悪くても「こういう日もあるんだな」と、自分を優しく受け入れてあげられる姿勢。

そういう一つ一つが、私の心をふっと和ませ、

「ああ、このお客様のように私も優しく在りたい」

そんな風に思わせてくれます。

ピラティスは、身体を動かすための時間でありながら、人と人との優しさが静かに巡り合う時間でもあると感じます。

言葉にしなくても、空気の中に漂う安心感や信頼感。

一瞬でその場を明るくしてくれるような空気を持つ人。

その人がいるとフワッと雰囲気が柔らかくなるような空気を持つ人。

その人と一緒にいると「自分も頑張ろう」と思わせてくれるような空気を持つ人。

私はどんな空気を作れるのだろうか?

私は私らしい色で1時間のセッションを作り上げていきたい。

「1時間が、残りの23時間のきっかけになるように」

私らしい空気感でお客様を迎えてあげたい。

そして私を優しい気持ちにしてくれるお客様に、感謝しています。

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