
私は突然、世界を客観視してしまいます。
「今、ここにいる私って宇宙から見たらどう見えてるんだろう」とか「そもそも、本当に存在しているのだろうか」
自分の存在自体が信じられなくなるんです。
うまく言語化できないのですが、信じられないというか、世界が本当に本当の世界なのかという不思議な感覚です。
最近、ある動画を見てまたそんなことを考えてしまいました。
それは、中田敦彦のホモサピエンス全史改訂版の動画です。
私たち、ホモサピエンスがどうして、ネアンデルタール人や他の動物たちに打ち勝ち、ここまで繁殖することができたのか、そして、未来はどうなるのかという本を分かりやすく解説してくれています。
結論からいうと、ホモサピエンスがここまで生存できているのは「認知革命」があったからです。
他の動物にはできなくて、唯一ホモサピエンスができたことが、「フィクションを作り上げ集団で共有すること」です。
考えてみてください。
世の中はフィクションで作られています。
国家、貨幣、会社、家族、街・・・
全て、先人が統一するために開発したフィクションのシステムです。
そう思うと、私もフィクションなのかなと、なんともいえない不思議な感覚に陥るんです。
個人的な話ですが、私が大好きなアイドル。
アイドルもフィクションですよね。
ただの人間が「カリスマ」として世に出されたことで、一般人は「神」としてその人間を見るようになり、ずぶずぶとハマっていく。
だからこそ、アイドルに永遠はないので、今この瞬間をしっかり応援したいと思うのですが。
話はそれましたが、認知革命と社会を考えると、この先の未来は本当に想像ができません。
もしかしたら、王政が復活するかもしれないし、ホモサピエンス以上の存在が現れるかもしれないし、想像もできないような新しいフィクションのシステムが構築されるかもしれない。
私たちって一体なんなんですかね?