
若い世代がとても多い。
若い会社である。
だからこそ、アヴニールの伸び率は目を見張るものがある。
若い意見というのは、それほどまでに力があるのだ。
編集長の坂本も、まだピチピチの33歳。
最近、本部の阿部さんに至っては、すれ違いざまに子どもから「おじさん!」と呼ばれて、ものすごくショックを受けたというが、
彼も、まだ20代ピチピチである。
今日、オフィスで本部メンバーがTikTokをしていた。
一瞬「どういうことだ?」と見る目を疑ったが、それは決して遊びではなかった。
今日あった出来事を話してくれたのだ。
今、アヴニールではリゾート&スポーツ専門学校の就職者に向けた面接を行っている。
そこに集まるのは、まさにこれから社会へ飛び込もうとする20代前半の学生たち。
彼らがアヴニールを目指してやってきてくれるということ。
そのエネルギーを感じながら、本部メンバーも「この会社で働けていること」をしみじみと語っていた。
その中でふと、話題は「自分たちも歳をとったな」という話に変わった。
アヴニールを立ち上げた当初は、どの企業よりも若く、感性を武器に戦ってきた。
けれど今では、自分たちが“若さ”を語る側になりつつある。
そして気づいたのだ。
若い意見を積極的に取り入れるためには、やはり“若い人”自身の声が必要だと。
「今の学生たちはどんな媒体で情報を得ているんだろう?」
そんな疑問から、TikTokというワードが出た。
Instagram全盛の時代を過ごしてきた私たちからすれば、それはまさに新しい波だった。
そうして本部のメンバーがTikTokを開いていた理由は、遊びではなく“学び”のためだったのだ。
同時に、社外の人たちと接する中でジェネレーションギャップを感じたことも、彼らの行動のきっかけだったという。
だからこそ、今アヴニールでは「若さのエネルギーをもっと活用しよう」という動きが生まれている。
20歳前後のメンバーが中心となり、新しい風を吹かせようとしているのだ。
「会社の顔を若い世代が握る」——そんな流れが今、静かに始まっている。
今日の本部ミーティングでは、アヴニールスタッフの中で一番年齢が若い森下トレーナーがロシアのフィットネスを輸入するプレゼンを行った。
自分がそのパイプ役となり、国をまたいでプロジェクトを動かしている。
そこには凄まじいプレッシャーもあるだろう。
けれど同時に、計り知れないやりがいもあるはずだ。
「若いから」という理由でチャンスを奪ってはいけない。
むしろ、だからこそチャンスを与えたい。
アヴニールという会社は、そんな願いが息づく場所だと、坂本は思った。