「勝手に映えるでしょ」
そういって始まったレクリエーションオシャレ化計画
おしゃれ化計画を握るのは、みんながご存知、
「アヴニールの歩くオシャレ」こと國峯氏。
そしてようやく迎えた当日、
坂本班は、馬場さんの迷子から始まった。
心配した「アヴニールの歩く王子(王寺)」こと伊谷氏が迎えに行く。
その隣の道から馬場さんが現れ「やっと見つかりました(ニコッ)」。
次は伊谷氏が迷子になる。
絵に書いたような茶番を、森川氏の優しい笑顔が見守る。
なんやかんやあって、全員揃って、坂本号は出発する。
坂本号には、ラジオは流れてなかった。
なぜならパーソナリティ小西氏と坂本が、ラジオの代わりに延々と話していたからだ。
森川氏の優しい笑顔が見守る。
到着するまでに、海がチラリズム。
もう胸のトキメキがハートビート。
しごかれ気味のサッカーボーイズアンドガールズ。
湘南風ハダカスケーター。
もうオシャやん。
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全体ミーティングから、始まった。
座学として「アサーション」の話があった。
- 相主張型のアサーティブ
- 過主張型のアグレッシブ
- 非主張型のノンアサーティブ
というのがあるとのこと。
だが、それを知識を学ぶではなく、自分を思い返す時間としてあり、
自分を見返すことで、他人を想い直す時間となるのだ。
インプットではなく、アウトプット型の座学は、とても意味のある時間だった。
ふと隣を見ると、座学そっちのけで、「絵しりとり」をしている人もいた。
坂本はこう思った。
「まさに、ノンアサーティブ」
しかし白熱する絵しりとりバトル。2人はまさにアグレッシブ。
なるほど、対象としている視点によってコミュニケーションは変わるのだ。坂本の学びがより深くなった。
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さて、お待ちかね
体を動かす競技の時間だ。

「アヴニールの歩く叫び声」こと荒松氏が、全員を統率する。
各班に割り振りされ、それぞれが順位を競う。
坂本と速見パイセンの仲はとても良い。動物で例えると、犬と猿である。
前日のミーティングでも、大喧嘩をしたばかりの、
坂本と速見パイセンが同じメンバーになっていた。
もう、荒松氏の戦略に違いない。
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まず1戦目はビーチバレーだ。
それ以前に、スリッパで来ていた坂本はすでにアクシデントレベルであった。
強い波風があるなか、ビーチボールがフワフワと舞う。
コート線とネットがなく、ジャッジは審判の独断という少林サッカーを彷彿とさせる展開に、
「強い」という概念が迷子になる。
つまりは、「楽しんだものが強者」なのだ。
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大縄跳びで事件は起きた。

大縄跳びは、回す役が鍵を握っている。
坂本は、そんな大役を任されてしまう。
回す役になった坂本と國峯氏は、作戦を立てた。
ロープを短く持つことで、コントロールアップ、スピードアップができる。
作戦は思い通りにいき、
研ぎ澄まされたスピードと、洗練された縄の道筋が、
見事に飛ぶメンバーの脚元を滑空する。
「勝てる!」
しかし4回目に、“誰か”の上半身にぶち当たり止まってしまう。
当たったのは、坂本の大好きな速見パイセンだ。
縄の回り方がシャープすぎて、それが逆に体が抜ける隙間を無くしてしまった。
終わったあと、速見パイセンに謝罪すると、「当たった記憶がない」という。
結果的に、シャープに回る大縄で速見パイセンの脳天を横シバきして、
そして当の本人は記憶が喪失しているという完全犯罪を行ってしまった。
(この場をお借りして、謝罪します。すんまそ)
BBQは、もはやテラスハウスである。
やることなすことが全てオシャレになる。
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各班の料理は、特徴的だった。
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1位の班は、お金にものを言わせて、大きな肉片と野菜をシンプルにチョイス。
2位の班は、お肉もありつつ、気心のある献立が並ぶ。
3位の我が班は、もはや焼きそばとホッケがメイン。BBQに、ホッケをチョイスする我が班の料理家・小西氏のセンスは群を抜いていたと自負している。
4位の班は、、、えっと何食べてたっけ?
まあそんな献立であったということだ。
だが献立なんてどうでもよい。
肉焼いてるだけで、オシャレなんだから。
みんなが楽しむ中、
また違ったストーリーがあった。
それは坂本の日常、サカモトデイズだ。
坂本は、いくつもの“奇跡”が重なり、4月4日を迎えていた。
4月3日の本部マネージャーミーティングで、坂本は涙していた。
理由は、自分の存在が不確かだったからである。
溜まる仕事、こなせない力量、過ぎる時間、マネージャーとしての思い遣り、重なるプライベートの出来事。
仕事の全てが、重荷に感じて望んだミーティングだった。
いち会社員の坂本のするべきことは、「アヴニールを止めるな」といったところだ。
それは、急成長企業で、本部の近くで仕事をしていることに実際猛烈な“楽しさ”を感じている。
アヴニールは、まだまだ子供である。伸びる可能性(伸び代)が、所狭しと並んでいるからだ。
アヴニールの成長を止めないことは、私が私に立てた誓いである。いわば、存在意義であり、私とアヴニールのアサーションだ。
仕事を溜めるとは、その分アヴニールが止まっていることだと感じるのだ。
その申し訳なさと、悔しさが、私の目から涙を流させたのだ。
マネージャーとしての地位は絶対じゃない。
個人と法人の感覚はまるで違うが故に、お互いの協力、連携、貢献が関係性を作り上げる。
つまり、時々で必要とされ、時々で不要となる。
不要となることに怖さはあるが、もはや30人以上の人生を預かる組織で、1人のわがままは許されない。
私は、私についてありのままみんなに伝えた。
しかし、みんなが、今はそのときではないと、言葉をかけ、手を貸してくれた。
だから、私は4月4日、ひょうひょうとあの場で、カメラを構えることができたのだ。
それが1つの奇跡だ。
もう1つの奇跡は、事務員さんの休み返上での出勤だ。
アヴニールにとって、事務局は心臓だ。
そこを空けることは許されないことが、坂本の責務の一つである。
坂本は本来は4日は事務所に戻る必要があった。
だが、それを見かねた事務員さんがプライベートの時間を削って下さり、通常の2倍以上の連続勤務になりつつ、出勤を申し出てくれたのだ。
とても有難いことだった。
結果的に、
4月4日は、普段の日常から離れ、大いに心のリフレッシュとなることができた。
この2つの奇跡が合わさり、4月4日を迎えたのだ。
4月4日を迎えて、もう1つ気付いたことがある。
アヴニールは、子どもである。目は離せない。
だが、4月4日に、みんなの顔をみて、すごく安心した。
保育参観に行くと、我が家では頼りない子が、園児の中でたくましく周りとコミュニケーションを取っていたような感覚である。
「あ、この子は、知らないところで、成長していたんだ」
と気付かされたと同時に、
組織を信頼してあげないといけない。
つまりは坂本は、頼ることを覚えないといけないと感じた。
信用とは条件付きの愛情であるが、
信頼とは無条件の愛情である。
水を持たせて食卓が大洪水、醤油を持たせて服が現代アートに、丹精込めた料理をひっくり返し生ゴミに。
そこに、無条件の愛情を与えるのだ。
アヴニールは、勝手に育つ。
離れる我が子を、追いかけず、見守ることも大切なのだ。
「私にしかできないこと」なんて思い込みは、なんの偉いことでもない。むしろ、信頼関係にとっては害悪になる。
「私にしかできない」という強みを、手放す覚悟がいる。
とても怖い。
だから、みんなに見ておいて欲しい。
私がまた私に甘え、自分の中に引きこもろうとしてないか。
アヴニールの歩みを考え、アヴニールと同じ歩幅で、アヴニールにいる人たちが成長するように、
今後私は努めるとする。
ということで、私が書くコラムはこれで最後である。
今まで、本当にありがとうございました。
会うトレーナーから、
「コラムよかった」「コラム好きです」
と言われ、
スカした顔で「あざすぅ」なんて言ってましたが、
実は、心の中で10回くらいガッツポーズしまくってました。
とても嬉しかったですが、
それは私にしかできないことに酔っているだけだと気付きました。
私のコラム、私のアヴトークではなく、
みんなのコラム、みんなのアヴトークになることが、編集長の私の役目です。
次回からは、みんなで作る、多様性の溢れたコラム、アヴトークになるので、
ぜひ楽しみにしておいくださいね😊
ご拝読、ありがとうございました!
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