
このお盆は、家族や親戚と過ごすために愛媛へ帰省しました。
私は三人兄弟の真ん中。3歳上の兄と、2歳下の弟がいます。ふたりとも大阪で暮らしていて、今回はみんなで車に乗り合わせて帰りました。
愛媛に着いたのは夜の23時頃。それでも両親と祖父母は、私たちの帰りを待ってくれていて、まだご飯も食べずに待っていてくれたんです。母や祖父は張り切ってご馳走を用意してくれていて、父はいつも通り率先して動いて段取りをしてくれる姿。その光景を見た瞬間、“ああ、私って本当に愛されているんだな”と実感しました。
今回、兄の奥さんは仕事で来られなかったので、久しぶりに家族だけの空間。子どもの頃の話や、当時のリアルな気持ちをたくさん語り合いました。両親は今年で47歳。周りと比べるとかなり若いパパとママでした。今の私の年齢で、すでに3人の子どもを育てていたと思うと、本当に頭が上がりません。
でも正直に言うと、子どもの頃は自分が理想としていた愛情は十分に感じられなかったな、というのが本音。だからこそ、今でも人の顔色を気にしたり、何気ない一言に傷ついたりしてしまうのだと思います。そういう性格は、きっと過去の自分が作り出しているもの。
同じように育った兄や弟は、そういう気持ちを持っていないのだろうか。そう思っていました。でも、そんな疑問を吹き飛ばす出来事がありました。兄がふと、当時の心境を打ち明けてくれたんです。今では笑って話せることだけれど、兄もいろいろ感じていたんだなと分かって、どこかモヤモヤしていた心がすーっと軽くなりました。そこからは、みんなで大笑い。本当に、かけがえのない時間でした。
今では、両親は私にとって一番の味方。高校卒業と同時に家を出て、もう7年。ホームシックになることはないけれど、“帰る場所がある”という安心感は、何ものにも代えがたい。今回の帰省で、会う前に少し気持ちが沈んでいた自分が、すっかり元気を取り戻しました。やっぱり、家族と直接会うことって大事。定期的に帰らないと、私はきっと壊れてしまう。そう気づかせてくれた3日間でした。
帰る場所があること、その幸せを噛みしめながら、また今日から頑張ろうと思います。