スキルアップ研修を開催しました(2025年9月3日)

数ヶ月に一度開催される、トレーニング・ピラティス・ストレッチのスキルリーダーが集結するスキルアップ研修が、9月3日に行われました。

普段は新人を対象とした研修や、小規模での構成員による研修が中心ですが、今回は大人数のトレーナーが一堂に会し、より大規模な研修となりました。

当日は、実技やケーススタディを通じて多角的な意見交換やフィードバックが行われ、活発な議論が繰り広げられました。その中でも、新人トレーナーやベテラントレーナーから寄せられた感想をピックアップしてご紹介いたします。

 

目次

石本トレーナー(9月入社)

【スキル研修】

“脱力”の話からはじまり、自分の認識以外に”脱力”の定義がたくさんあることを初めて知れました。
ただ力を抜くという単純な意味ではなく、
自分の思った通りに身体操作ができているといるということが”力の最適化”=”脱力”と理解でき、縮まっている・固まっている筋肉に圧力をかけることで筋肉が伸び可動域が広がる仕組みも、ヒトの体の面白さを感じました。

最近よく聞いたり、目にする”筋膜リリース”という言葉も「筋肉をほぐしているのかな?」となんとなく考えていましたが、また別の定義であることだと知り、興味深かったです。

ひとりひとり違うお客さまの体のバランスや悩み事、理想とする体のイメージに寄り添うためにはどの部分に筋肉、筋膜が繋がっていて、どの部分を緩めればどの部分が縮まるなど…
トレーナーとしてしっかり人間の体のつくりを分かっていなければいけないと思いました。

午後のピラティス研修では、インナーマッスル(深い筋肉)を鍛えないと足が上がらなかったり、一見全く関係のない筋肉が全ての動きを支えていたりして自分の筋力不足を痛感できました。

課題がたくさんありますが、ひとつひとつ丁寧に理解して自分の知識に落とし込めるようにしていきたいです。

 

南トレーナー(9月入社)

本日初めてスキルアップ研修を受けました。

テーマは「脱力」でした。

今まで脱力という言葉は聞いたことがありましたがあまり深く考えたことはなかったので脱力について理解を深めることができました。

自分が思った通りに身体を扱えている
身体操作=力の最適化
ということで初めに私が考えていたただ力を抜くだけのこととは全然違ったものになっていました。

相反抑制を使い筋肉がペアで動く時に収縮すると反対側の筋肉が自動的に緩み可動域が増えるというものを実践として行いました。
ハムストリングスのpnfストレッチを行い即座に可動域を伸ばす手技を行い、実際にその場ですぐ可動域を伸ばすことができました。
これから体験や日々のセッションで可動域を即効で出したい時に行いたいと思いました。

また、アナトミートレインを用いて筋連結を意識した姿勢評価とトレーニングも行いました。
姿勢の評価もただエラーが起きている部分だけを見ずに何故そこにエラーが起きているのかと言う原因まで考えることを学びました。
トレーニング方法も教科書に乗ってるものではなく、解剖学を用いて自分流のトレーニングでお客様のお身体を改善できていけるようにしたいと思いました。

これからの体験やセッションでお客様のお身体を適切に評価してエラーが起きている部分への適切な自分流のトレーニングを作りアライメントの改善をできるようにして行きます。

 

大前トレーナー(9月入社)

スキル研修では、脱力について話し合いをしました!
リラックスできている状態や体に入ってる余計な力を抜くことが脱力なのかなと思っていました。
話し合いの中で、自分の考えも間違えでは無かったけど
自分が思った通りに身体を扱えていることが脱力だと言うことが分かりました!
その後は相反抑制がどういったものか実際に体を動かして
体験してみました!ハムストリングを伸ばしたい時
あまり伸びなかったハムストリングが前ももに力を入れると自然と伸びやすくなったり、ストレッチ効果を強く感じることができたり、拮抗する筋肉の関係を体で感じることができ新鮮でした!
これまでは、【ストレッチ=伸ばす】だと思っていましたが、反対側を使うことで伸びることに気づきました!

ピラティス研修ではマットピラティスとリフォーマーを行ったのですが、基本的な動きを1つ1つ丁寧に学ぶことができ、体の使い方が少しですが理解できて嬉しかったです!マットピラティスは動画で見ただけだと簡単そうに見えたのですが、自分が実際体験してみるととっても難しかったです。体の小さな動きでも、正しく意識するとしっかり効くことに気づき、普段使っていない筋肉を感じられて自分の体の癖に気づけました。
ただ、動きを理解するだけでなく、それを相手に分かりやすく伝える難しさを実感しました。呼吸や意識づけを言葉で表現する事の大切さを学びました。受ける立場と教える立場では見えるものが異なり、改めて自分がもっと体の事を理解する必要があるんだなと思いました。これからもっと沢山知識を増やして自信をもってお客様にお伝えできるようにしていきたいです!⭐️⭐️

 

今井トレーナー

僕は全く知識やトレーナー経験がない状態からパーソナルトレーナーになりました。大学ではスポーツ学科に通っていましたが、講義の内容などは全く覚えていません。今はしっかり勉強しておけばよかったと後悔しています。だからこそ、研修の時間はとても貴重です。
 今回のスキル研修でも新たな学びばかりでした。研修中いつも話を聞いてすぐに納得や理解ができないのが悔しいです。スキルの高いトレーナーさん方は、姿勢や動作を見ただけで身体の状態や必要なアプローチを瞬時に判断しています。僕もここまでになれば体験やセッションはめちゃくちゃ楽しいんだろうなと思います。
 まだまだわからないことだらけですが、「わからないまま」は嫌なので、すぐに質問するようにしています。ですが、質問した分だけまた新しい謎が出てきて、結局わからないことは増えるばかりです。でもそれは、少しずつステップアップしていることだと信じています。

研修で学んだことを書きたかったですが、すぐにまとめて文にできるほど頭が良くありませんでした。(๑>◡<๑)

 

伊谷マネージャー

今日、スキル研修があり、9月入社の方(特に大前さんと石本さん)と研修のお題を一緒に考える時間がありました。
入社してすぐの研修で具体的な種目はまだ知らない中だったと思いますが、「この種目とかどうですか?」「こういうことじゃないですか?」と自分なりに考えてる姿を見て良い時間と場だなぁと感じていました😊
また、それを見ながら自分を振り返って自分が大事だと思っていることが再認識できました。

少し自分の話をします。

僕は学校の勉強はできた方です。
でも、今そこで習ったことはほとんど残っていません。
色々理由はありますが、その1つは「やらされる勉強をしていたから」です。

僕は中高一貫校の国公立大学を目指す進学コースに入学し、6年間の学生生活のほとんどを勉強に費やしてきました。
中学・高校の思い出はと聞かれると真っ先に勉強と思い浮かぶくらい『やらされて』いましたし、その結果勉強が大嫌いになりました。

それから数年が経ち、アヴニールに入社しました。
入社時の僕はただの大学生上がりで何も知らない状態。
入社してから、業務のことや体の知識など最低限のところは研修や合トレなどで教わりました。

しかしすぐに壁にぶつかります。
入会率が低い、お客様にどんなトレーニングを提供したら良いかわからない、継続してもらえない…挙げたらキリがないですが、たくさんの課題が出てきました。

課題はたくさんありますが、なぜこうなってるのか・どうしたら改善できるのかがわかりませんでした。
というよりも、自分で考えるという思考になっていなかったです。

それがどのように改善されてきたか明確な出来事はないのですが、今振り返ると、その時のアヴニールの環境のおかげかなと思います。

当時のアヴニールは今のような研修制度はありませんでした。
わからないことがあれば自分で勉強する、それでもわからなければ他のトレーナーに聞きにいく。
このような環境でした。

昔の方が良かったとか今の研修制度が…と否定するわけではありません。
たまたま当時の僕の教えてスタンスを矯正するのに当時のアヴニールの環境が合っていただけです。
もし当時のスタンスの僕が今のレベルの高い研修環境があるアヴニールに入社したら、せっかくの研修が無駄になるくらい研修内容が抜けていくと思います😇

そのような環境があって少しずつ自ら学びにいくように変わってきたのですが、それと共に嫌いだった勉強を楽しいと思えるようになりました。
やはり、せっかく新しい知識を得るのであれば、ただ教わるだけよりも興味関心を持って自分の中で「これはこうなんじゃないか?」と仮説を持った上で教わる方が学びになるのではないかなと感じます。

今日の研修は過去の受動的な学びしかしていなかった経験があるからこそ、自分から学びにいく姿勢が大事だなと再認識できる良い機会でした。
研修を実施してくれたスキル長の岩本さん・荒松さん・中川くん、研修に一緒に参加した皆さんありがとうございました😌

 

まとめ

今回のスキルアップ研修では、単なる知識の習得にとどまらず、
「主体的に学ぶ姿勢」や「お客様に寄り添うための思考の深め方」について、多くの気づきが得られました。

学んだ内容を現場で実践し、今後のセッションに活かしてまいります。

 

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