1日の始まりは前日の夜から

目次

イスラム教の「一日」の捉え方に驚いた話

YouTubeでたまたま見た動画で、イスラム教では一日が日没から始まると紹介されていました。
最初は「え?夜から始まるの?」と驚いたのですが、よく考えるととても理にかなっているなと感じました。

夜は終わりではなく、始まり

イスラムでは、夕方にマグリブという祈りの時間があります。
この時間を境に、新しい一日が始まると考えられているそうです。
つまり、夜は終わりではなく、始まりなんです。

朝のコンディションは「前日の夜」で決まる

私たちの感覚では、朝起きた瞬間が「一日のスタート」と思いがちですよね。
だからこそ「朝活」や「早起き」「朝のルーティン」といった言葉がたくさんあります。
もちろん朝を大事にすることは素晴らしいことです。
でも、実際に朝のコンディションを作っているのは「前日の夜」の過ごし方だと思います。

夜に整えておくと、翌朝の気分が変わる

私も以前は、夜に洗い物や洗濯を後回しにして「まあ明日の朝でいいか」と思うタイプでした。
でも朝起きてキッチンに汚れた食器が残っているだけで、少し気持ちが重くなるんですよね。
逆に、夜のうちに面倒なことを全部片づけておくと、それだけで翌朝の気分が爽快です。
不思議と気持ちがすっきりして、「今日も頑張ろう」と自然に思える。
この違いを実感してから、私は「夜を締めくくる時間」ではなく「夜を準備の時間」と捉えるようになりました。

小さな準備が、生活全体のリズムを変える

夜のうちに小さな整えをしておくと、翌日の行動に余裕が生まれます。
例えば、夜に次の日の服を出しておく、洗濯物を畳んでおく、食器を洗っておく。
たったそれだけで、エネルギー満タンで翌朝を迎えることができます。
夜に準備をすることで結果的に朝の準備時間も短くなり、朝から焦ることがなくなりました。
しかも「面倒なことを早く終わらせよう」と集中して動くので、スマホを触ってだらだら過ごす時間も減ります。
その分、自然と就寝時間も早くなり、結果として睡眠時間が長くなる。
夜の過ごし方を整えるだけで、生活全体のリズムが変わっていくのを実感しました。

夜を整えると、仕事の質にも変化が出た

しっかり眠れるようになってからは、セッション中のお客様との会話や反応にも変化が出ました。
以前よりも頭の回転が早く、言葉がすっと出てくる感覚があります。
お客様の表情や姿勢の小さな変化にも気づきやすくなり、「今日のセッションは特に良かったな」と感じる日が増えました。
夜を整えることは、翌朝だけでなく、一日の質そのものを底上げしてくれるように思います。

祈りが生む「切り替え」と、夜の区切り

イスラムの人たちが日没から一日を始めるのも、単なる宗教的な決まりではなく、「切り替え」の意味があるように感じます。
祈りの時間を通して「今日が終わり、次の日が始まる」と心をリセットする。
私たちも、同じように夜に「区切り」をつけることで、次の日を前向きに迎える準備ができるのかもしれません。

「夜を整える者が一日を制す」

「朝を制する者が一日を制す」という言葉をよく聞きますが、「夜を整える者が一日を制す」の方がしっくりきます。
夜は一日の終わりではなく、新しい一日の入り口。
そう思うと、夜の過ごし方が少し特別に感じられます。
忙しい日々の中で、朝の時間をうまく使うのはなかなか難しいものですが、夜の時間を整えることなら取り組みやすいと思います。
夜の行動を少し変えるだけで、翌日の自分を楽にしてあげる。
そんな小さな積み重ねが、結果的に一日の充実につながっていくのだと思います。

1日の始まりは前日の夜から

「1日の始まりは前日の夜から」。
明日を変えたいなら、今日の夜をどう過ごすか。
それを意識するだけで、一日のリズムがきっと変わるはずです。
寝る前の30分を“ダラダラタイム”から“整える時間”に変えてみる。
その小さな工夫が、思っている以上に大きな変化を生むかもしれません。
もし「最近、朝がしんどい」「気持ちが切り替わらない」と感じる方がいたら、
一度だけでも“夜の整え”に挑戦してみてください。
翌朝の景色が、少し違って見えるはずです💡

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次