
踏みしめた足元に、光が差している。
けれど、ふと顔を上げたその先にも、確かに光は在る。
一つは近くて強く、一つは遠くて美しい。
その“強い光”と“美しい光”に、私たちは同時に照らされて人生を歩む。
『目の前が明るいときほど、遠い先を見失いやすい』
“成功”とは、近くに見える灯台のようなもの。
今を照らし、今を進む道を明るくしてくれているが、それだけを見て進むと、“人生の海図”を見失う。
“目的”は、水平線の向こうに見える微かな星のようなもの。夜の闇の中でも見えるが、近づくことは到底出来ない。
けれど、“成功”を積み重ねることが、“目的”なる星の形を少しずつ明確にする。
『近くにある灯は、遠くにある星を否定しない』
つまり、成功の積み重ねが、目的を近づけることになることは間違いない。
目の前の成功、先の目的、どちらに正しさがあるのか、どちらが優れているのかということではない。
今の“あなた”が選んだ方に、確かな意味が宿っている。
『迷うときは、どちらにも愛を注げばいい』
“あなた”の歩みの中で、何度でも方向を見直せば大丈夫。
目の前の“強い光”に手を伸ばしながら、遠くに見える“美しい光”を見据えて。
“強さ”と“美しさ”は表裏一体。
この愛交える二つの光を忘れることなく、
ただ静かに“あなた”が“あなた”を歩めばいい。
『強さと美しさ、そのどちらもがあなたの道標』
“成功”と“目的”の交差点に、必ず“あなた”の人生の形が見えてくるから。