
“真の強さ”は、その“自己の弱さ”の中にあり、
“尊いものの宿り”に気付いたときに生まれる。
人には、どれほど隠そうとしても、心の奥に残り続ける“弱さ”がある。
それを見つめるのは、少し怖くて臆病になる。
しかし、その“怯え”の中にだけ、“ほんとうの自分”が
生まれ続ける。
壊れたことのある心だけが、“他者の痛み”に触れられる。
傷ついたことのある者だけが、“他者の辛さ”を抱ける。
『弱さは、恥ではない』
その“あなた”の弱さが、“あなた”を守ってきたはず。
その弱さが在るから、“あなた”は愛対する者を信じられる。
それはとても、とても尊いこと。
『弱さは、あなたの中に眠る愛』
いまは、強くなろうとしなくていい。
ただその弱さを、否定しないこと。
尊い弱さを抱える、“あなた”自身のままで大丈夫。
“あなた”の弱さは、誰かに届くための架け橋となる。
“あなた”は欠け在る人。
『欠けの在る人こそが、弱さを知る真の強き人』
どうかそのままで。
“あなた”のままで在ってほしい。