

前回では「アヴニールアカデミー」や新制度の全体像、
そして“新たなるフェーズの始動”についてお伝えしました。
今回はその続きとして、
“会議の核心部”
――組織の透明化・マネジメント刷新・体験クオリティ・研修再設計・情報管理――
について、私自身の視点も交えながら振り返ります。
透明化の本丸:「人の頑張り」から「見える仕組み」へ
第一部で触れた“新たなるフェーズ”。
その中身が実際にどんな姿で語られていたのか――
今回は、その“裏側”が立ち上がってきます。
今回の会議は、一言で言うと
「ごまかしの効かない時間」でした。
・マネージャー同士の連携が弱かったこと
・報告が共有されず、各々が独立して動いてしまっていたこと
・現場の変化を見過ごしてしまっていたこと
これらは誰かを責めるための指摘ではなく、
透明化のために、一度すべてをテーブルに出す作業でした。
その延長線上に
“統括制度”
“成果任用制”
“役割の縦ライン設計(業務推進/人材/運営/育成/事業設計)”
といった新体制が生まれています。
人の相性や情熱だけでなく、
誰が入っても同じ品質で動く仕組みへ。
“人に寄りかかる組織”から
“仕組みで支える組織”へ。
第二部では、この変化の温度をそのまま伝えたいと思いました。
アヴニールの入口に立つ「体験クオリティ」を、再び真ん中に
今回のミーティングで強く感じたのは、
数字や〇〇さんの話ではなく、もっと大事な“入口の哲学”でした。
「体験レッスン」は、アヴニールの入口そのもの。
その入口が揺らいだ時、会社全体も揺れます。
誰が担当か、何本落ちたか――
そういうことではありません。
語られていたのは、もっと根本的な話です。
・身だしなみ
・伝え方
・熱量
・安心感
・お客様の未来を見せること
現場スタッフのひとりである エグゼクティブトレーナー がまとめてくれた
「体験セッションの心得」は、まさに原点回帰でした。
安心・満足・未来・熱量。
当たり前のようでいて、
組織が大きくなるほど“当たり前”は薄れていきます。
今回、体験の話題がしっかりとテーブルに載せられたことは
アヴニールが “入口の質” を再び大切にしようとしている証拠です。
研修とアカデミー再構築:
「知識の研修」から「経験が血になる研修」へ
第一部でお伝えしたアヴニールアカデミー。
その根底には、研修のあるべき姿を見直すテーマがありました。
今回の会議で語られたのは、
“知識を教える研修”の限界です。
・基礎は資料で予習
・研修の日は「実践」に振り切る
・研修後は必ずアウトプット(誰かに教える)
・新人はお客様としてパーソナルを体験するところから始める
アヴニールが大事にしているのは、
「頭でわかった気になる研修」ではなく、
“身体と心で理解し、現場で血肉になる研修”。
また、妊娠・産休の話題から
産休に対しては“休むこと=後退”ではなく
「経験そのものが価値になる」
「マタニティ領域を研修の一部に入れる」
という新しい視点が共有されました。
これはまさに
アヴニールの研修が“ただの研修制度で終わらない理由”です。
見えにくい部分の透明化:情報管理アップデート
第二部も、印象に残ったテーマの一つが
情報管理の透明化でした。
・サイボウズにフルネーム記載
・体験申込者の連絡先が広範囲に共有されている
・元スタッフによる不自然な動きのリスク
これらは「いつか誰かが傷つく可能性」のある問題で、
今ここで止めなければいけない部分。
これは売上や成約率とは違う軸ですが、
“お客様の笑顔の裏側を守る”ための透明化です。
アヴニールの未来を考えるとき、
こういう部分に踏み込めるかどうかは本当に大事だと思います。
和歌山・広告・動画
―「伝える世界」と「届ける世界」を一致させる
和歌山店の強化、広告改善、動画の検証なども議題に上がりました。
・専用LP
・写真の撮り直し
・動画構成の修正
・美容テーマ動画の制作
ここでも透けて見えたのは、
「表で伝える世界観」と「現場で届ける世界観」の一貫性です。
入口と現場のズレをなくすこと。
そのための透明化。
第二部では、この視点も忘れずに織り込みたいと思いました。
アナログ × AI
アヴニールらしい“統合”が始まっている
アヴニールは究極にアナログなサービスです。
人を見て、人に触れて、人と向き合う。
だからこそAI導入は、
アヴニールの強みを削るのではなく
むしろ強みを守るための選択です。
・レポート
・分析
・日報
・データ処理
これらをAIに任せることで、
トレーナーが“人にしかできない仕事”に集中できる。
第二部のテーマである透明化は、
AI導入を進めるための土台づくりでもあります。
第二部まとめ― 透明化は、痛みを伴うけれど希望に満ちた作業
第二部で描かれた内容は、
派手なニュースではないかもしれません。
アヴニールが本当に強くなるための“核心”が詰まっていました。
・マネジメントの透明化
・体験クオリティの透明化
・研修の透明化
・情報管理の透明化
この透明化こそ、第一部で語られた
“新たなるフェーズ”の土台になるものです。
次回(第三部)では、
この透明化を踏まえたうえで、
アヴニールがどこへ進むのか。
“未来”を立体的な姿(内容)でお伝えします。
