
私たちは、隣の人と違うところを探しがちだ。
“個性”や“唯一無二”という言葉に魅了され、誰かと「違う」ことに安心を求める。
でも、もしその視線を少しだけ変えてみたらどうなるだろう。
『違いではなく、同じところを探す人は、調和の種を蒔いている』
この世の中に、そんな素敵な心構えがあっても良いのではないだろうかと思う。
個性は、声を張らずとも滲み出るもの。
黙っていても、誰もが“違って”いる。
だからこそ本当に難しいのは、“同じ”を見つけにいくことだ。
悲しみに頷けるか。
嬉しさを自分ごとのように喜べるか。
信じる言葉が違っていても、心に寄り添い触れられるか。
違いを超えた先で心を繋げようとする意志が、最も深い共通点なのかもしれない。
私たちは孤独を抱えながら、それでも“あなた”と同じものを見ていたいと願っているのだ。
『同じを探せる人が、1番の個性者だ』
人と比べることに疲れた日。
違いに戸惑い、言葉が詰まる時があってもいい。
その瞬間に、「誰かと同じ空を見ている」と思える心を涵養してほしい。
そして、わたしにもそんな時があったと思えるだけで、人は人に優しくなれる。
ほんとうは、それだけで充分なのだ。
世の中は、“違い”で分別されていくものだ。
そんな中でも“あなた”は「同じで繋がっていける人」であってほしい。
【違いの先に同じを見つける人こそが、愛を繋ぐ】
だから、今日から少しずつ、“あなた”と「同じ」を誰かに見つけてみてほしい。