責任の請負人は自分【ことばの種】

誰かのせいにすることは簡単だ。
環境のせい、タイミングのせい、相手の態度のせい。

けれど、ほんとうに人生を引き受けて生きるというのは、自分の人生のハンドルを自分で握ることだと思う。

風向きではなく、舵を見つめる人になりたい。

『責任とは、罰でも荷物でもなく、応答する力』

誰かのせいにしてしまうとき、人は“自分の力”を手放してしまっている。

その瞬間、自由であるはずの心は、外のものに握られてしまう。

逆に言えば、自分自身が“責任の請負人”だと認めたとき、はじめて“人生を自分の手に”取り戻すことができるのだ。

それは失敗の責任も、自分の未熟さも、すべてを受け入れるということ。

でも、その引き受けの中にこそ、人は“自分という存在の重さ”を知る。

責任を担う人とは、強いのではない。
自分の弱さを知り、強くあろうとすることで、ほんとうの強さは育っていくのだ。

誰かのせいにし続ける限り、自分の人生を誰かに渡していることと同じだ。

しかし、いつでもすぐにすべてを引き受けられるわけではない。

だから、少しづつで大丈夫。
出来なかった昨日の“あなた”も、それを悔いる今日の“あなた”も、どちらも“引き受ける人”であればいいのだから。

『責任は怖いものではなく、自分と共に生きる力』

“あなた”が自分を引き受けるとき、周りは“あなた”を一人の人間として尊重し始めるだろう。

それは、自分の歩みを「信じられる道」に変える始まりだ。

『他人ではなく、自己の意志に人生を託す』

“責任”とは、その最初の一歩なのだ。

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