
目立つことなく、その場に踏ん張る人がいる。
誰にも気付かれず、その場で誰かを支えている人がいる。
その人は、“声なき声”が最も深く届く“その場”を知っている。
強さとは、戦う姿ではなく、“赦し”を選び続ける姿の中にあると思う。
『ほんとうの力は、静かなる場所に佇む』
強さは、硬さではなく、“脆さを抱えて立つ姿”にこそ現れる。誰にも見せぬ涙を内に抱えながらも、それでも微笑みを選ぶその姿。
砕けそうなほどの愛を抱いて、それでも前を向く人。
『弱さを知るものだけが、ほんとうの強さを持つ』
弱さを知る人は、傷つくことの重さを知っているからこそ、
誰かを傷つけないように、“そっと”手を差し伸べる。
それは、計り知れない優しさと愛に満ち溢れた“強さ”。
『壊れやすい“欠けだらけの自分”を抱きしめることができれば、壊れた欠けだらけの世の中を赦せる』
頑張らなくても、ただ“その場”にいるだけで、“あなた”の在り方は誰かの救いになる。
立ち上がれなくても、立ち会えるだけで充分。
『愛は、傷つく場所に根を張り、静かに花を咲かす』
弱さを責める必要はない。
その弱さを超えて強くなろうとする姿に、“愛”が芽生える。
“愛”はこぼれ落ちるものだから。