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岩本講師のブラックホール指導術

他を寄せつけない孤高の岩本講師が、教壇に立つ。

 

第一声

「股関節、内旋は、大切だけど、生活にない動きですよね。
いい動き、ダメな動きってなんだろう?ピラティスやトレーニングの違いってあるの?
さぁ、語り合おう!」(※坂本がほんのちょっと盛ってます)

さぁさぁ。岩本ワールドの開場だ。

みんな、「語り合お」の「お」
あたりで、すぐさま「どういうこと?」と質問したげな顔をしていたことは、火を見るよりも明らかだった。

 

本日の流れは、2グループに別れて、
10分でグループで話した内容をざっくり発表するとのこと。

良い内旋とは?というクエスチョンに、思考停止のディスカッション。

 

「内旋という専門用語を、日常に落とし込んだ場合どうなる?かも考えて」

ワンツーでは飽き足らず、ボディーブローも畳み掛け、
まさかのインファイターかのように、トレーナーを追い込む岩本講師。

 

だが、みんなの顔の形が活性的な様子を感じた。

誤解を恐れずに言うと、
岩本講師の思考は難解である。他の追随を許さない。
だからこそ、思考は活性化する。

分からないことに挑むトレーナーの姿勢を私はじっと見ていた。

  • 正統派に求められた答えを出す人
  • 独自的に自分の意見を愚直に言う人
  • 人の話を聴きながら、思考にふける人

そして、10分後、無情にアラームが鳴る。

 

 

その時の顔を撮影しておけば良かったと坂本は、後悔した。

「もう?」

「はやっ」

「やっと…」

「??(まだ思考が終わってない)」

さまざまな表情があった。

 

「This is Avenir」

アヴニールトレーナーは、困難に立ち向かう姿勢を本能で覚えている。

 

次は体で動きを取り入れて行う。
感覚を掴めた気になったのか、声は前より活発になった。

私が参加した研究会の中で、1番、軸のない研究会だった。
だからこそ、
各々が自由に思考できる。

 

まさに、
岩本講師の優しさがあっての空間だ。
自由になることで、単純に情報量が多くなる。
いつしか「考えなきゃの強制思考」から「考えてしまうの自動思考」になっていた。

「岩本講師のダークホールに入らないようにしなければッ!!
クッ、、
意識が持っていかれそうだ!」

そう強く思ったのを覚えている。

 

ここで、各グループを紹介しよう。

エントリーナンバー①頭脳派素直グループ(小林、西元、西田)
喋りながら慎重に動き、新しい事より、内省的。正しい議論できているかが重要。

 

エントリーナンバー②感覚派グループ(梶本、田中、のなか)
いっぱい動いて、いっぱい元気

 

エントリーナンバー③オシャレさんグループ(大鷹、日向子、阿部(詠))
まるで立食パーティしながら、思い出話に花を咲かせる

様々な個性を感じずにはいられなかった。

 

こういう空間が好きだ。
こういう空間を作れるアヴニールが好きだ。

 

しかし、
コラムを書いていて、気づいたことがある。

今回の研究会は、
研究会自体が、研究対象なようがした。

つまり、「内旋」は表テーマとして、
裏テーマがあったような気がしてならない。

事実、研究会のあった1月28日を最後に、
研究会や組織体制が大きく変わった。

岩本講師は、研究会、さらには組織体制に、一石を投じたかったのか?

まさか、、、
岩本講師の策略だったら?

私を含めた、みんなが岩本講師の研究対象として、手のひらで踊らされていた?

これは、、、
坂本は身震いした。

真実はまさに、ダークホールの中と言ったところか。

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