アヴニール本部マネージャーミーティングレポート(10月9日)

10月9日。この日のミーティングには、餅田トレーナーが参加していた。
アヴニールの本部マネージャーミーティングは、最近、現場のトレーナーも参加できるシステムになったそうだ。
極端に言えば、入社して数ヶ月の新人トレーナーでも、ミーティングに出席し代表に直接意見をすることができる。
こんな会社はなかなかないのではないか。アヴニールの「強さ」が、またひとつ見えた瞬間だった。

ミーティングが始まって早々、現場の新人トレーナーからプレゼンがあるとのことだった。
部屋に入ってきたのは、6月入社の森下トレーナー。
この日のミーティングの前半は、森下トレーナーが持ってきた「プレヴィオ・アヴニール」の話題が占めた。

 

プレヴィオの最大の特徴は、マシンを使う際に一人では使えず、補助者が必要であること。
そして、同時に2人以上がマシンを使うことはできない点にある。
つまり、1人の顧客に対して1人以上のスタッフが必要という仕組みだ。
これは、パーソナル事業を展開するアヴニールにピッタリのスタイルだった。

「五体一体ヘルス設計ガイド」
その言葉を皮切りに、森下トレーナーのプレヴィオについてのプレゼンが始まった。

プレヴィオとは、ヨーロッパやアメリカ、ロシアで市場を拡大しているフィットネスで、ロシアでの市場規模は20億円に上るという。
日本語訳で「正す」「整える」「修正する」の意味を持つプレヴィオは、フィットネスだけでなく医療やリハビリにも利用され、機能回復やパフォーマンス向上が期待されている。
高齢者からアスリートまで、幅広い層にアプローチできるそうだ。

このプレヴィオだが、実は日本ではまだ1台も導入されていないという。
もしアヴニールがプレヴィオに本格参入するとなれば、大きな先行者利益を得られる可能性があるのだ。

 

しかし、川原代表はそう簡単に首を縦には振らない。
そもそもプレヴィオが本当に良いものなのか。質の高いものでなければ、いくら先行者利益を得たとしても長くは続かない。

しばらく口を閉じていた本部の阿部氏も、ようやく口を開いた。
こういう時の阿部氏の発言はいつも核心を突いている。

「トレーナーが必要かどうかですよね。」

確かにそうだ。
プレヴィオのマシンは補助者が必要なため1人では使えない。
ただ、その補助にどれほどの知識や技術が必要なのか。
アヴニールのトレーナーである必要があるのか、それともアルバイトスタッフでも成立するのか。

つまり、アヴニールの最大の強みである「人」──トレーナーを活かせるのかどうか。
それが否であれば、大手も容易に参入でき、アヴニールがプレヴィオに踏み込むのは名案ではないということだった。

 

森下トレーナーは、本部マネージャー陣の前で堂々とプレゼンを終えた。
そして、川原代表・阿部氏の疑問に対し、「もっと時間をかけてもう一度プレゼンをする」とのことだった。

入社して4ヶ月も経たない森下トレーナーが、ここまでのプレゼンや新規事業の提案を行えることに、私は深く感動した。
これが、アヴニールである。

 

この後は、本部の大須田氏から人事報告とトレーナーランク昇格者についての話があった。
近々、プロトレーナー、そしてエグゼクティブトレーナーへの昇格発表があるようだ。
こちらも非常に楽しみである。

この日の本部マネージャーミーティングは、このあたりで時間を迎えた。

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